クラウン、ブリッジの加算点の実務内容

歯科医師あるある【クラウン・ブリッジ維持管理料】|歯科専門の人材派遣 u2株式会社

クラウンブリッジ治療をする際に取れる加算で「クラウン・ブリッジ維持管理料」があります。

今回はクラウン・ブリッジ維持管理料について解説するだけでなく、クラウンブリッジのセットまでにやるべき検査を紹介しようと思います。


クラウンブリッジ維持管理料とは?

歯冠補綴物またはブリッジを製作して文書提供をした場合に算定できる加算

クラウンブリッジ維持管理料は地方厚生局長に届け出た保険医療機関において、歯冠補綴物またはブリッジを製作し、補綴物を装着した患者に対して維持管理の内容に係る文書提供をした場合に算定できる加算です。

この費用の中には装着日から起算して2年以内に保険医療機関が同補綴物に対して新たな補綴物・ブリッジを製作する費用が含まれています。

もちろん補綴物を製作する際に必要となる検査各種の費用も含まれるのです。


つまり、補綴物をセットしてから2年間は自院持ちで対応しなければいけないのです。

クラウンブリッジ維持管理料は、乳歯に対する金属冠やインレーブリッジ症例などは対象外となっています。

続いて、保険医療機関として地方厚生局長に届け出るためのクラウンブリッジ維持管理料の施設基準について、お話していきます。

クラウンブリッジ維持管理料の施設基準

クラウンブリッジ維持管理料の施設基準には以下のものが含まれます。

  • 当該届出を行う前6月間において当該届出に係る事項に関し、不正又は不当な届出(法 令の規定に基づくものに限る。)を行ったことがないこと。
  • 当該届出を行う前6月間において療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等第三に規定する基準に違反したことがなく、かつ現に違反して いないこと。
  • 当該届出を行う前6月間において、健康保険法第78条第1項及び高齢者の医療の確保に関する法律第72条第1項の規定に基づく検査等の結果、診療内容又は診療報酬の請求に関 し、不正又は不当な行為が認められたことがないこと。
  • 当該届出を行う時点において、厚生労働大臣の定める入院患者数の基準及び医師等の員数の基準並びに入院基本料の算定方法に規定する入院患者数の基準に該当する保険医療機 関又は医師等の員数の基準に該当する保険医療機関でないこと。

クラウンブリッジで必要な検査とは

重要なのは「歯周基本検査」

クラウンブリッジでは、支台となる歯がクラウンやブリッジの支台となりうるか検査する必要があります。

例えば、動揺2〜3では冠を被せても機能しませんよね。

ブリッジでも同様です。

動揺歯同士でブリッジ製作しても、負荷がかかり結果的に早く喪失してしまうかもしれないのです。

そこで重要になるのが歯周基本検査です。

歯周ポケット測定だけでなく、動揺歯の検査も行います。

この結果、歯周組織の状態を把握して支台として活用できるか判断するのです。

検査結果が良くなかった場合は、「再評価」からの「SRP」

もし歯周基本検査の結果が良くなかった場合は、スケーリング後に再評価を行います。

そして、それでも結果がよくない場合はSRPへ移行するのが望ましいです。

SRPまで終了してもポケットが浅くならない場合はその旨をカルテへ記入してクラウン製作へ移りましょう。

他にも歯槽骨の状態を把握するためにパノラマ撮影を実施しても良いです。

おさらい クラウンブリッジの検査の流れ

1

歯周基本検査

2

スケーリング後の
再評価

3

SPR

保険請求は流れにそう必要がある

保険請求は厚生労働省が望む流れに沿って行わなければいけません。

歯周基本検査をしないで補綴物をセットしてしまうと、望ましい診療ではなくなってしまいます。

ぜひ今一度ブリッジ製作をする前に歯周状態は把握できているのか、算定漏れはないか確認しましょう。

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